学研「群雄三国志」の表紙は映画「敦煌」のワンシーンだよね?

先日、深夜番組を見ていたら、三田佳子が映画「敦煌」でのエピソードを紹介していた。

敦煌」と言えば、井上靖の小説「敦煌」が原作で、1988年に公開された映画だ。
中国を舞台とした映画なのに、佐藤浩市西田敏行西夏軍の漢人武将を演じ、その西夏王の李元昊渡瀬恒彦だ。
渡瀬のたどたどしい西夏語が耳に残る作品だったが、ウイグル軍との砂漠での合戦シーンは相当の迫力だ。実際、中国人民解放軍の軍馬800頭を使ったというのだから、圧巻だ。

さて、その映画の冒頭1シーンで三田佳子西夏人として登場しているのだが、その撮影の際、先に撮影に中国入りしている西田や佐藤の為に、スーツケース一杯に「そうめん」を持っていった、という話。
砂漠での撮影ですから、そういったのどごしのいいものはよっぽど喜ばれたでしょうね。


それで思い出したのが、学研から出ている歴史群像シリーズ「群雄・三国志」の表紙。

これ、「敦煌」の合戦シーンの西田敏行の1ショットに極めてよく似ている。


(映画のパンフレットより引用)

……ていうか、同じだよね、これ。

11世紀前後を舞台に描いた映画のカットを、三国時代に使うのはいかがなものかと思いますが、それ以前の問題があるかな、これ。